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自然と言葉と写真が好きな限界大学生(20)

密かな夢が叶った話

中高生時代を関西で過ごし、九州にかえってきたわたしには、友達が離れたところにいる、そんな状況が多い人生を歩んでいる。

大学生になり、ある程度人見知りがなくなり急激にコミュ力というものがついたので、話せる友人がじゃんじゃん増えた。そして、自分で言うのも何だが、わたしはある程度人に合わせられる順応型の人間だと思う。だからか、大学でできた友人達にはよく可愛がってもらっている。大学2年の年、遊びに行けるほどの親しい友人が一気に増えた。

そして、九州へ帰省した当初からわたしが密かに抱いている夢があったのだけれど、それが一気に現実味を増した。

“関西の友達と九州の友達、まとめて一緒に遊びたい!”

医療学生でありながら要領の悪いわたしは、バイト・遊び・勉学の両立になかなか苦労している。某ウイルスのせいでただでさえ遠いキョリがさらに遠くなったような気がしていた関西。それもあり、関西にいる友人が恋しくて仕方なかった。一方で、九州の友人とも沢山遊びたいわたしは、時間とお金の足りなさに頭を抱えていた。わたしは普段から、友人に友人の話をよくするためか、関西と九州、それぞれの友人がそれぞれに会いたいと思ってくれてるようだった。

そして、同窓会で再会した関西の友人とスキーに行こうという話になった。

そんな時思いだしたのがこの夢である。

メンバー集めや宿探しには苦労したが、結果的に旅は大成功に終わった、と思う。気を回してこのことこの子をつないで…と言うのは、苦手な私はこういう企画に挑戦しては、微妙な成果で終わっている(懲りないのはなぜ)。今回は、事前に電話で話していたこと、メンバーが人見知らない子(?)が多かったことから、本当に初対面?と誰もが思うくらい、初日から仲が良かった。大成功だったと自画自賛したいし、自分自身に盛大な拍手を送りたい(大げさではあるが)。

 

ここまで読んでくれた方はわたしばかりが頑張った旅だったと思われたであろうが、今回は大部分が周りの子たちの力で成立したものである。大体わたしが誰かと出掛ける時、決めたり探したりは私の担当だと思っている(人任せな人が多い、のか、?)。でも今回、それぞれが調べてくれて、まとめてくれて、みんなの方がよく動いてくれた。こういう言い方だとすごく上から目線になってしまうが、本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。メンバーは言い出しっぺなだけの私に“ありがとう”の言葉をたくさんかけてくれたが、それを言わなきゃなのは私の方だ。本当に楽しい旅をありがとう。

 

少しだけ旅の話をすると、みんな好きなものも大学の専攻も見事にばらばらだし、出生もばらばらで、共通点なんて見つからない。いろんな方言が飛び交ってるし、旅の締めとなった”そぞ“さんではバイトのお姉さんに「合コンですか?」と言われてしまって、そう見えるのも無理ないなと思うような状況だったのだけど、夜はみんなでお酒を嗜みながら、懐かしのジェンガやUNO、トランプで盛り上がって、幸せってこういうことなんだなってふわふわした気持ちだった。どんなトラブルがあってもみんなといたら楽しく乗り越えられるし、この時間がずっと続けばいいのにと心の底から思った。弾丸ツアーだったし、行くところも時間もあやふやで、某ウイルスのせいでお店も空いてない状況で、最後までばたばたした旅だったけど、みんながいればそれで良かった。

わたしの友人たちはやっぱり最高です。この気持ちは誰にも負けません。

またいろんな景色を一緒に観に行こうね。

 

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