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自然と言葉と写真が好きな限界大学生(20)

ついに始まった夢をかけた試練

いつの間にか大学入学から3年半が経過した今、100人近くの同期生とともに試練に立ち向かっている。

 

みなさん、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

\\『看護学生あるある』//

 

 

はい、試練とは、看護学生の実習です。

看護学生あるあると題して、実習の様子などを面白おかしく発信している方沢山いますよね。看護学生の実習というと、”看護師さんが怖い“が第一の印象で出てくるんじゃないでしょうか?正直にどうぞ、わたしも正直そう思ってましたし、看護学生の友人たちもきっとそうだったと思います(笑)だけど、実際は違います。優しい看護師さん、沢山います。これだけは覚えててもらえたらな、と思います。

そして、わたしは、というと、やっとのことで2クール目が終了。1クール目、実習期間が、最長の科目だったため、その後の1週間の休暇中、2クール目を終了する友人と会って、わたしだけまだ1クール、、と焦ったのは言うまでもない(笑)

某ウイルスのおかげで(良くも悪くも)、病院や施設での実習を経験できていないわたしたちは先輩からの情報や看護学生あるあるからの情報で不安でいっぱい、キャパオーバーな状態で迎えた半年間にも及ぶ領域別実習。

わたしたちの代は特に災難な学年だと思う。入学と同時に緊急事態宣言。オンライン講義を余儀なくされ(うちの学校はだいぶ特殊だったけど)、こんな最悪の状況の中で、幸いにも学内での感染者が少なく(正確には分かりませんが...)、6月から対面スタートとなったものの、看護師に欠かせない看護技術の演習はほとんど中止され、高校生までと変わらない、教科書や動画での学習がほとんどだった。知識があっても、使わないと忘れる、繰り返し復習していくことが大切、幾度となく言われたその台詞。しかし、実際のところ、演習はできない上に(演習すると自然と記憶に残るんですよね)、毎日朝から晩まで講義がみっちり詰まっていて、膨大な知識ばかりが詰め込まれていく、そんな環境で、何度も復習を行うことができた人はどのくらいいたんだろう。少なくとも、わたしや、その周りの子たちは無理でした(笑)このこともあって、なおさら不安だった領域別実習。1ヶ月半の実習を終了した現時点で、考えたことを記録してみようと思う。

まず、実習環境。整いすぎて逆に、泣きそうなくらいです(笑)先生方もすごく気を遣って分からないこと、看護を展開していくためのアドバイス、沢山してくださいました。病院や施設の方々、指導してくださる看護師さん、とても優しくて、わからないことがあったらいつでも聞いてね、なにかわからないことある?と忙しい中で聞いてくださる看護師さんまでいました。ありがたすぎます。

次に、実習の中身に関して。元々人に興味がないわたしは実習1クール目で、それが大きな欠点だと気づかされました。今は徐々に改善しつつあるけど、まだまだだと思う。そして、他にも沢山欠点が浮き彫りに。今はこの欠点とうまく付き合うのに苦労してるけど、徐々に慣れるだろうと思ってます(迷惑かけっぱなしの家族はほんとにごめんなさい)。知識面に関しては、心配していたほど、でした(個人的に)。夏休みの地獄の事前課題のおかげでなんとかなってる!これは安心。ちゃんとやっていた8-9月の自分にありがとう。

そして、看護師はやっぱりやるべき業務が多すぎるな、と感じました。だけど、その中でも患者さんのことを第一に想って、看護をしている看護師さんたち、凄くかっこよかった。一見、ただできないところを手伝っていたり、何気なくケアをしているだけに見えても、実際は沢山観察していたり、今後どうしていくか、計画を考えていたり、これについては実際に聞かないと分からないことなので、やっぱり現場での実習ができて良かったなと痛感している今日この頃です。

なにかの本で、人間にとって経験しなくていい経験なんてひとつもないと書いてありました。本当にそう思います。

 

いつの日か、手相占いをしてもらったとき、「お姉さん、看護師さんとか向いてるよ!将来は、師長さんとかまでなるんじゃない?」なんて、少しちゃらめのお兄さんに言われたのを思い出す。そして、2クール目の最終面談では、先生から良いポイントを捉えてる、これをもっと活かしてみて、と嬉しいお言葉を頂いた。しばらくにやけた。看護学生となったここ数年、事あるごとに、すこぶる自信を無くしていた。お兄さんはああ言ってたけどやっぱり自分にそんな責任ある仕事は無理だ、人のためになんて働けない、自分で自分が嫌になるくらいネガティブだった。だけど、今は違う。少し、この道を選んだことに自信を持てている。

 

 

さて、明日からは、今まで一番未知な世界へ足を踏み入れる。1ヶ月半実習をしてきて、また新たに、別の不安や緊張が高まってきている状態だけど、なるようになるだろう精神で、頑張ろうと思う。

 

全ては自分の人生を彩っていくために。

 

おわり